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リファラー(Referrer)とは?用語の意味やチェック方法について
リファラーとは、Webサイトにアクセスする際に経由したページのことを指します。例えば、Googleで検索してサイトに訪れた場合、Googleの検索結果がリファラーになります。リファラーをチェックすることで、どんなサイトやメディアからユーザーが流入しているかを知ることができます。これは、WebマーケティングやSEO対策において重要なデータとなります。
リファラーをチェックする方法としては、Googleアナリティクスを利用するのが一般的です。Googleアナリティクスでは、「集客」>「すべてのトラフィック」>「参照元/メディア」や「参照サイト」から、リファラーの情報を確認できます。また、参照元が取得できない場合は、ノーリファラーとして表示されます。ノーリファラーは、ブックマークやメールからのアクセスなどが原因で発生することがあります。
しかし、リファラーには注意すべき点もあります。一つは、リファラースパムと呼ばれる悪質なアクセスです。これは、自分のサイトを宣伝するために、偽装したリファラーを送ってくるものです。これによって、正しいリファラーの分析ができなくなったり、ウイルス感染の危険性が高まったりします。リファラースパム対策としては、Googleアナリティクスの設定でフィルタリングする方法があります。
もう一つは、リファラーの取得が難しくなる可能性です。最近では、プライバシー保護の観点から、Webブラウザやサイトがリファラーの情報を制限したり隠したりする動きがあります。例えば、Chromeではバージョン85から仕様変更が行われており、リファラーから詳細なページ情報が取得できなくなっています²。このように、今後はリファラーだけに頼らずに、他のデータも活用して分析する必要があるかもしれません。
リファラーからわかることは、主に以下の3つです。
アクセス元のサイトや検索エンジンを知ることで、自分のサイトのターゲット層や競合サイトを把握することができます。また、どのようなキーワードで検索されているかを知ることで、自分のサイトのコンテンツやSEO対策を改善するヒントを得ることができます。
アクセス元のサイトでのユーザーの行動や興味を知ることで、自分のサイトに来たユーザーが何を求めているかを推測することができます。例えば、ニュースサイトから来たユーザーは最新情報に敏感である可能性が高く、SNSから来たユーザーは口コミや評判に影響されやすい可能性が高いと考えられます。このように、ユーザーのニーズや動機を理解することで、自分のサイトのコンバージョン率やエンゲージメントを向上させることができます。
アクセス元のサイトと自分のサイトとの関係性を知ることで、自分のサイトの評価や影響力を測ることができます。例えば、有名なメディアや専門家から紹介された場合、自分のサイトは信頼性や権威性が高いと認識される可能性が高くなります。また、同じテーマやジャンルのサイトから多くのアクセスがあった場合、自分のサイトはその分野で注目されていると判断できます。このように、リファラーを分析することで、自分のサイトのポジショニングやブランディングを確認することができます。
リファラーは、ウェブサイト運営において重要な指標の一つです。リファラーを活用して、自分のサイトをより魅力的にする方法を考えてみましょう。
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