COLUMN
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SEOツールで有名なSimilarWeb(シミラーウェブ)とは?無料版と有料版の違い、使い方をご紹介いたします!
ホームページの集客を増やすために、サイトをリニューアルや改善、SEO対策などを取り組む際に、まず指針にすべきことはアクセス解析です。自社サイトのアクセスを解析はGoogleアナリティクスをもとに分析されている方が多いかと思いますが、競合サイトの集客状況はどうなんだろうと思う方も多いのではないでしょうか。
そこで、役に立つのがSimilarWeb(シミラーウェブ)などのSEOツールです。
自然検索から集客を増やそうと思うと、競合サイトの分析は欠かせません。
サイトの評価は競合サイトとの相対評価で優劣が決まるからです。
そこで、今回はSEO対策に役立つSimilarWeb(シミラーウェブ)をご紹介します。
SimilarWeb(シミラーウェブ)は、競合サイトのアクセス状況やキーワードを調査することができる便利なSEOマーケティングツールです。
競合サイトとの差を明確に把握し、有用なWEB戦略を実現するために、まずはデータ収集からはじめてみましょう。
SimilarWebは、競合他社サイト・自社サイトにおけるアクセス数の推移や、ユーザーの獲得経路などマーケットインテリジェンスを提供するプラットフォームです。
利用するにはWEBの他にも、Chromeの拡張機能、Firefoxアドオンが用意されており、それぞれに無料版・PRO版があります。
イスラエルで開発され、世界中で広く利用されており、2014年に日本版の提供が開始されて依頼、日本でも有数のSEOツールとして広く利用されています。
競合やユーザーの動向を把握した上で市場分析ができるため、Web戦略には欠かせないツールといえます。
アクセスの少ないWebサイトではデータ量不足で分析ができない場合もあるので注意が必要です。そのため、実際の競合ではなく、Web上の競合をピックアップして調査することがポイントといます。
社名 | SimilarWeb Japan株式会社 |
---|---|
電話 | 03-4590-6764 |
住所 | 東京都千代田区#町一丁目6番1号表町ビル2階FINOLAB |
URL | SimilarWeb公式サイトはこちら |
関連 | Googleクローム「SimilarWeb」拡張機能はこちら Firefox「SimilarWeb」アドオンはこちら |
SimilarWebでは、解析コードをHTML内やサーバー上に設置する必要はなく、URLを入力するだけで「アクセス解析」や「検索キーワード」など、競合サイトのアクセス状況を把握することができます。
具体的には以下の方法でデータを取得しているようです。
SimilarWeb独自のクローラーは毎月100億以上のページをクローリングし、独自にデータを収集。
数百万のウェブサイトやアプリのファーストパーティー分析(Google Analyticsなど)を通じて直接測定されたデータ。
世界中の何百万台ものデバイスにインストールされたシミラーウェブ製品から収集された匿名のトラフィックデータ。
公開データ(Wikipediaや国勢調査のデータなど)を、数十億のウェブサイトやアプリからアルゴリズムで取り込み、インデックスを作成。
DPS、測定会社、企業情報会社などのグローバルパートナーによって事前分析された豊富なデータ。
あくまで推測値で正確な数値を知れるわけではありませんが、競合比較を行う指標として使う分には優れています。
参考リンク:私たちのデータについて|SimilarWeb PRO – 競合サイトWebサイト解析ツール
SimilarWebには2種類の料金プランがあります。
利用項目 | 無料版 | 有料版 |
---|---|---|
料金 | 無料 | 応相談 |
ライセンス数 | 1 | 最大500 |
データ取得期間 | 約1ヶ月~6ヶ月 | 最大36ヶ月分 |
検索キーワード分析 | 5件 | 無制限 |
リファラー分析 | 5件 | 無制限 |
ソーシャル流入元分析 | 5件 | 無制限 |
流入先サイト分析 | 5件 | 無制限 |
広告クリエイティブ分析 | なし | 最大15件 |
競合及び類似サイト分析 | 各10件 | ○ |
サイト比較 | 2社 | 5社 |
業界分析 | × | ○ |
サブドメイン分析 | × | ○ |
人気ページ分析 | × | ○ |
期間指定機能 | × | ○ |
国別セグメント機能 | × | ○ |
アプリ分析 | × | ○ |
データエクスポート機能 | × | ○ |
無料でも利用可能な機能は豊富に存在しますが、有料プランだと「業界分析」機能や「人気ページ」など、競合解析ツールならではの魅力的な機能も備わっています。
中でも、本格的に調査・分析資料を作成しようと思うと、データエクスポート機能や業界分析機能など、有料版にしかない機能は外せないところでしょう。
まずは無料版を試してみて、使いやすさなどを確認した上で、Pro版も検討してみるとよいでしょう。
SimilarWebの使い方はシンプルで簡単です。
上部の検索窓に調べたいホームページのURLを入力し「ENTER」キーを押すだけで、そのサイトのアクセス解析結果が表示されます。
今回は無料版で使うことができる以下の項目について説明していきます。
では、それぞれの項目について見ていきましょう。
「Traffic Overview」は、アクセス概要のことで、対象サイトの大まかなアクセス状況を確認することができます。
単位 K=1,000/M=1,000,000
ここで表示される数値は、実際の数値とは乖離があるので、あくまで競合サイトと比較する際の指標として認識しましょう。
「Sources」では、サイト訪問前に滞在していたサイトを確認することができます。
「Geography」では、アクセスユーザーがどこの国から訪問したのか地域性を確認できます。 サイトが、バイリンガル対応してる場合の除いて、あまり使用しない項目です。
「Referring Sites」では、サイトを出入りするユーザーのアクセスが多い参照サイトはどこなのか、他サイトとの関係性を俯瞰視することができます。つまり、訪問前にどこのサイトから来たかと訪問後にどこのサイトに行ったかがわかります。
「Search Traffic」では、自然検索からの推定アクセス数や流入キーワードの解析結果を確認することができます。SEO対策をはじめ、SEMにおける競合調査をする上で、最も利用されている機能です。
「Social」では、ソーシャルメディア別のアクセス分布図を確認することができます。
投稿数に対してどの程度アクセスが集まっているのかがわかるので、SNS運用の参考になります。自社のSNS運用の際に簡単な流入割合を知りたい場合にも活用することができます。
「Display Advertising」では広告からの流入を知ることができます。
どの広告ネットワークからアクセスが多いか、実際にどのサイトに広告から多くアクセスがあるかを知ることができるので、競合他社の真似をしてみたり、どの媒体に注力するのかなど、参考にできます。
「Audience」では、ユーザーの興味・関心についての属性を確認することができます。
「Categories」では、訪問ユーザーの訪れているサイトのカテゴリが表示されているので、参考程度にユーザーの好みを知ることができます。
「Also visited websites」では、訪問ユーザーが訪れいている他のサイトが表示されるので、どのサイトに広告を出せれば、訪問ユーザーに再アピールできるのか仮説を立てることができます。
「Topics」では、訪問ユーザーが訪れている他のサイトで話題になっているフレーズをしることができるので、CTR改善などに活用することができます。
このように、訪問ユーザーの属性を興味関心で分析することができるので、自社サイトのコンテンツ作成や広告出稿などに役立てることができます。
「Similar Sites」は、ページ構成や訪問者など、Webサイトとして競合になるサイトを表示してくれます。
ベンチマークしている競合が実際にWeb上でも競合なのか、自社がどこをターゲットにWeb戦略を練っていくのか、指標とするために参考にすることができます。
「Mobile Apps」関連するアプリ情報を確認することができます。
Webサイトだけでなく、アプリを活用している競合の場合は参考にすべき箇所です。
SimilarWebをはじめ、コードの埋め込みを必要としない分析ツールはデータの正確性という面で、不確かな部分はあります。しかし、自社以外のサイトにコードを埋め込むというのは不可能な行為であり、外部から収集できるデータとしては、充分に価値のあるといえます。
これらの分析ツールは、正確な数値を出すことではなく、より効果的・効率的なWeb戦略をサポートすることが最大の目的です。
SimilarWebは、業界随一の制御装置によって得られたクリックストリームデータと、月間100億ページを分析するクローラーによって得られた情報を統合し、Web上のユーザーの軌跡を得ることができるので、このような分析ツールを活用しない手はないでしょう。
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