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SEO対策で重要な「直帰率」と「滞在時間」の改善
アナリティクスで皆さんが良くチェックする指標として、「セッション」「ユーザー数」「新規ユーザー数」「ページビュー」などがあるかと思います。
今回は、その中でも「直帰率」と「滞在時間」について解説していきます。
これらを改善することでGoogleからの評価が上がる検索順位にも影響を与える可能性があります。
直帰率とは、開いたページ(ランディングページ)からユーザーがすぐに去ったかどうかの割合です。
もう少し細かく説明すると、あなたのサイトを訪れたセッション(訪問)のうち、直帰したセッションの割合を表わす指標です。直帰とは、サイト内で1ページしか見ずにそのままサイトから出る、というユーザーの行動を指します。
つまり直帰率とは、全体のセッション(訪問)のうち何%が1ページしか見なかったか、を表わしています。
例えば、とあるサイトのトップページは、1日に10つの訪問がありました。このうち6つの訪問では、トップページを見た後に、別のページも閲覧しました。一方、4つの訪問では、その後他のページを見ることなくサイトから出て行きました。
この時、このページの直帰率は、「4÷10=40%」ということになります。
≫直帰率が高い
=そのページの内容が分かりずらい、求めていたものではない
滞在時間は開いたページにどれくらいユーザーが滞在したのかの時間となります。
セッション時間とは、1回のセッションにかかった時間ということになります。
ただし、既に解説しましたが、Googleアナリティクスは仕組み上、最後のページの時間は計測できませんから、実際の数字とは微妙に異なります。
上記の例で言えば、
トップページ(2分)→料金表ページ(6分)→サービスページ(不明)
ですから、合計で「セッション時間」は8分となります。この人が、実はサービスページを10分熟読してから離脱したとしても、数秒しか読んでいなかったとしても、Googleアナリティクス上は「8分」になってしまうのです。
従って「セッション時間」は、実際にセッションにかかった時間ではなく、最初に計測された時刻と、最後に計測された時刻の差だということになります。
≫滞在時間が短い
=ページの内容が見られていない(ページのコンテンツ量によります)
つまり、直帰率が低く、滞在時間が長ければ、ユーザーファースト(ユーザーが満足するサイト)になっている可能性が高いです。
現在のGoogleは、ユーザーファーストなページの評価を上げる傾向にあるため、直帰率と滞在時間の改善は、SEO対策にとって重要な対策の一つと言えるでしょう。
サイトを運営していると、運営者は主観に偏って閲覧してしまい、実際のユーザー目線での判断が難しくなってしまいます。
改めて第三者目線でサイトを調査するために、
・お客さんが本当にホームページを読んでいるのか?
・ホームページの内容はお客さんの求めるものなのか?
を意識した対策方法をご紹介いたします。
1.上位サイトのコンテンツ傾向を取り入れる
上位表示されているサイトのコンテンツはユーザーが求めるコンテンツである可能性が高いです。実際にユーザーが望む情報だから上位表示されていると考えても良いでしょう。
2.信頼性・専門性の高いページにする
会社や商品・サービスについては、自社のことだからこそ一定の知識・情報をもって見てしまうものです。ユーザーにも理解してもらえるように詳しく、丁寧に紹介・説明することを心がけましょう。
3.サイトに導線を設計する
Webサイトの導線設計とは、サイトを運営する側がユーザーが取るであろう行動を想定して「想定した行動に導く」ための道筋をサイト上に設けることを指します。見やすさや移動のしやすさはもちろん、目線の移動を意識した効果的なレイアウトを意識して設計しましょう。
上記の中でも、検索ユーザーのニーズに合致したコンテンツを有している上位サイトのコンテンツ傾向を取り入れることは特に重要です。
信頼性が高く、導線を設計しているサイトであっても、コンテンツ内容が「ユーザーのニーズに合致したもの」でなければ、ユーザーはページからすぐに離脱します。
そのため、まずはユーザーが求めているコンテンツは何かを上位サイトから読み取り、コンテンツを作成していきましょう。
他にも様々な対策方法があるかと思います。まずは簡単に改善できるところから改善していってみると良いかもしれませんね。
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