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半径指定ターゲティングとは?ディスプレイ広告で地域やエリアを柔軟に指定して配信する方法
ディスプレイ広告は、インターネット上のさまざまなサイトやアプリに表示される画像や動画などの広告です。ディスプレイ広告を効果的に活用するためには、自社の商品やサービスに興味があるユーザーに的確に届けることが重要です。そのためには、ターゲティングという機能を利用します。
ターゲティングとは、広告配信の対象となるユーザーの属性や行動などを設定することで、広告の効率を高める方法です。ターゲティングにはさまざまな種類がありますが、今回はディスプレイ広告の「半径指定ターゲティング」という機能について、その仕組みやメリット、設定方法などを詳しく解説します。
半径指定ターゲティングとは、広告主が指定した場所から一定の距離内にいるユーザーに対して、ディスプレイ広告を配信する機能です。例えば、東京都渋谷区の某カフェから半径1km以内にいるユーザーにだけ、そのカフェのクーポンやメニューを紹介する広告を表示することができます。このように、半径指定ターゲティングを使うと、地域やエリアを細かく設定して、よりターゲットに近いユーザーにアプローチすることができます。
半径指定ターゲティングを使用することで、以下のようなメリットがあります。
半径指定ターゲティングでは、市区町村や郵便番号などの行政区分だけでなく、任意の地点を中心とした円形の範囲を設定できます。これにより、自社の店舗や競合店舗、観光スポットなどの周辺エリアを狙った広告配信が可能になります。
半径指定ターゲティングでは、広告主が指定した地点から近いユーザーほど広告が表示されやすくなります。これにより、実際に店舗や施設へ足を運びやすい近隣のユーザーに対して強くアピールできます。
例えば、北海道のスキー場から半径5km以内にいるユーザーに対して、スキー用品やレンタルサービスの広告を表示することで、そのユーザーのニーズに応えることができるため、地域性や季節性に合わせた広告を作成できます。
半径指定ターゲティングでは、広告配信対象を絞り込むことができます。これにより、無駄な広告費用を削減し、コストパフォーマンスを高めることができます。
半径指定ターゲティングは、以下のようなビジネスに特に有効です。
例えば、飲食店や美容院、クリニックなどの実店舗や施設を持つビジネスでは、近隣のユーザーに対して店舗情報やキャンペーン情報などを伝えることで、来店率や予約率を向上させることができます。
例えば、不動産や保険などの地域密着型のビジネスでは、自社のサービスエリアや担当エリアに対して広告を配信することで、ブランド認知度や信頼度を高めることができます。
例えば、イベントやセミナーなどの期間限定のビジネスでは、開催場所や日時に合わせて広告を配信することで、参加者や来場者を増やすことができます。
半径指定ターゲティングは、Google広告とYahoo!広告の両方で利用できますが、いくつかの違いがあります。主な違いは以下のとおりです。
それでは、実際にGoogle広告とYahoo!広告で半径指定ターゲティングを設定する方法を見ていきましょう。
Google広告では、ディスプレイネットワークキャンペーンを作成する際に、「地域」タブから「高度な検索」を選択し、「半径」をクリックします。そこで、中心となる場所(住所や郵便番号など)と半径(1kmから800kmまで)を入力します。複数の場所に対して半径指定ターゲティングを設定することも可能です。
Google広告で半径指定ターゲティングを設定するには、以下の手順に従います。
Yahoo!広告では、ディスプレイ広告キャンペーンを作成する際に、「地域・時間帯」タブから「地域・時間帯設定」を選択し、「地域設定」をクリックします。そこで、「半径指定」を選択し、「中心点住所」(住所や郵便番号など)と「半径」(1kmから100kmまで)を入力します。複数の場所に対して半径指定ターゲティングを設定することも可能です。
Yahoo!広告で半径指定ターゲティングを設定するには、以下の手順に従います。
半径指定ターゲティングで設定した範囲内にいるユーザーは、以下の条件に該当する場合に広告配信対象となります。
Google広告では、ユーザーの位置情報は以下の3つの要素から推測されます。
これらの要素のうち、最も正確なものが優先的に使用されます。例えば、ユーザーがスマートフォンでGPSをオンにしている場合は、GPS情報が使用されます。ユーザーがパソコンでインターネットに接続している場合は、IPアドレスが使用されます。
Yahoo!広告では、ユーザーの位置情報は以下の2つの要素から推測されます。
これらの要素のうち、最も正確なものが優先的に使用されます。例えば、ユーザーがスマートフォンでGPSをオンにしている場合は、GPS情報が使用されます。ユーザーがパソコンでインターネットに接続している場合は、IPアドレスが使用されます。
ただし、どちらの広告プラットフォームでも、ユーザーの位置情報は必ずしも正確ではありません。特にIPアドレスは、プロバイダやルータなどの影響で実際の位置とずれることがあります。そのため、半径指定ターゲティングを設定する際は、ある程度の誤差を考慮する必要があります。
半径指定ターゲティングは、ディスプレイ広告の効果を高めるための有効な機能です。地域やエリアを柔軟に指定して配信することで、ターゲットとなるユーザーに対してより適切なメッセージを届けることができます。Google広告とYahoo!広告の両方で利用できるので、ぜひ活用してみてください。
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