LINE公式アカウントとは
「LINE」のトーク画面から店舗や企業のアカウントと友達になったユーザーに対して、メッセージを配信することができます。
LINE公式アカウントの特徴
LINE公式アカウントには次のような特徴があります。
- 圧倒的なリーチカ:日本の人口の約7割(9,400万人)が利用。
- 1対1のコミュニケーション:トークを用いた気軽で 身近なコミュニケーションが可能。
- ユーザーとの深いつながり:ブロックされない限り ユーザーとのつながりを持つことができる。
LINE公式アカウントの機能一覧
通常機能
LINE公式アカウントの標準機能を使うと、以下のことができます。
- メッセージ配信:
友だち追加したユーザーに、画像や動画、スタンプなどのメッセージを送ることができます。オーディエンスや属性フィルターなどを使って、ターゲットを絞った配信も可能です。
- チャット機能:
ユーザーからの問い合わせに対して、LINEのトークと同じように直接コミュニケーションができます。自動応答やAI応答などの設定もできます。
- リッチメニュー:
ユーザーがLINE公式アカウントのトーク画面を訪れた際、画面下部に大きく開くメニューです。メニューからWebサイトやLINEミニアプリなどに誘導することができます。
- LINE VOOM投稿:
フォローしているユーザーのLINE VOOMにショート動画などを投稿することができます。ユーザーの関心を引くコンテンツを作成して、ブランディングや集客につなげましょう。
- 販促機能:
店舗で使用できるクーポンやデジタルのポイントカードを作成し、メッセージとして配信することができます。ユーザーの来店や購買を促進しましょう。
- LINEコール:
ユーザーからLINE公式アカウントに無料で通話・ビデオ通話ができる機能です。ユーザーの声を直接聞くことで、信頼関係を築きましょう。
- レポート機能:
ユーザーの反応をレポートで確認することができます。メッセージの配信数や開封数、クリック数などの指標をもとに、効果測定や改善策を考えましょう。
メッセージ配信
メッセージ配信とは、LINE公式アカウントで友だちになっているユーザーに、テキストや画像、動画などのメッセージを送ることができる機能です。
メッセージ配信の種類
メッセージ配信には、以下の4種類があります。
- 一斉配信:
すべての友だちに同じメッセージを送ることができます。配信日時やメッセージ数の上限を設定することもできます。
- 絞り込み配信:
オーディエンスや属性などで配信先を絞り込むことができます。ターゲットに合わせたメッセージを送ることで、反応率を高めることができます。
- リッチメッセージ:
画像にリンクやテンプレートを埋め込むことができます。画像をタップすると、WebサイトやLINEミニアプリなどに誘導することができます。
- ステップ配信:
ユーザーの反応に応じて、自動的にメッセージを送ることができます。セールスの自動化やフォローアップに活用できます。
メッセージ配信の方法は、Web版とスマホ版の2種類があります。Web版では、PCのブラウザからメッセージを作成・配信することができます。スマホ版では、LINE公式アカウントアプリを使ってメッセージを作成・配信することができます。
メッセージ配信のコツ
メッセージ配信を上手にするコツは、以下のような点に注意することです。
- 友だちが知りたがっている情報やメリットのある内容を送ること
- 効果的な配信時間や頻度を設定すること
- 固い表現や長文を避けて、親しみやすいトーンで書くこと
- 画像はタップしてもらいやすいようなデザインにすること
チャット機能
チャット機能とは、LINE公式アカウントで友だちになっているユーザーと、1対1でメッセージのやり取りができる機能です。
チャット機能のメリット
チャット機能を使うと、以下のようなメリットがあります。
- 気軽にメッセージのやり取りができる
- 顧客情報が蓄積できる
- チャット内を検索できる
- テキストだけではなく豊富なコンテンツを送信できる
- チャットの履歴をダウンロードできる
チャット機能を利用するには、まず応答設定からチャットを有効にする必要があります。その後、ユーザーからメッセージが届いた場合にのみ、チャットが可能になります。チャット画面では、メッセージの送受信やタグ付け、担当者の設定、ノートの追加などができます。また、絞り込み配信という機能を使って、タグで管理しているユーザーグループにメッセージを送ることもできます。
リッチメニュー
リッチメニューとは、LINE公式アカウントのトーク画面下部に固定表示されるメニュー機能です。
リッチメニューのメリット
リッチメニューを使うと、ユーザーにとって有益な情報やサービスを提供できます。例えば、以下のようなことができます。
- リンクへの誘導:
ユーザーがメニューをタップすると、WebサイトやLINEミニアプリなどに誘導できます。
- クーポンの表示:
ユーザーにお得なクーポンを提供できます。クーポンはLINE公式アカウントの機能で無料で作成できます。
- テキストでの自動応答:
ユーザーがメニューをタップすると、トーク画面に任意のメッセージを送信できます。自動応答やAI応答などと組み合わせて、ユーザーの質問に対応できます。
- ショップカードの表示:
ユーザーにデジタルのポイントカードを提供できます。ショップカードはLINE公式アカウントの機能で無料で作成できます。
- 画像のみの表示:
ユーザーに情報を伝える画像を表示できます。画像にはアクションを設定しないこともできます。
リッチメニュー作成手順
リッチメニューを作成するには、以下の手順を踏みます。
- リッチメニューの数とアクションを決める
メニューの数は1個から6個まで選べます。メニューに設定するアクションは、リンク・クーポン・テキスト・ショップカード・アクションなしの5種類です。
- リッチメニューのテンプレートを決める
メニューの配置を決める枠組みです。大きいサイズと小さいサイズの2種類があり、それぞれ7パターンと5パターンのテンプレートが用意されています。
- リッチメニューの画像を準備する
メニューの背景になる画像を作成します。画像はテンプレートのサイズに合わせて調整する必要があります。画像はJPG、JPEG、PNGのいずれかの形式でアップロードできます。
- リッチメニューの設定を行う
LINE公式アカウントの管理画面から、リッチメニューの表示期間やメニューバーの文言、自動表示の有無などの設定を行います。また、各メニューにアクションを設定します。
LINE VOOM投稿
LINE VOOM投稿とは、LINE公式アカウントがショート動画や写真、テキストなどのコンテンツをフォロワーに向けて配信する機能です。LINE VOOM投稿の方法は以下の通りです。
- ショート動画の投稿:
VOOMのおすすめタブの右上にある動画アイコンをタップして、撮影またはアルバムから動画を選択します。撮影時にはビューティーやエフェクトを使うことができます。撮影後にはスピードやサウンド、スタンプなどを編集できます。公開設定を選んで投稿します。
- 動画・写真・テキストの投稿:
VOOMのフォロー中タブの右上にある+アイコンをタップして、写真・テキストを選択します。アルバムから動画や写真を選択したり、テキストを入力したりできます。公開設定を選んで投稿します。
LINE VOOM投稿のコツ
LINE VOOM投稿のコツは、以下のような点に注意することです。
- フォロワーの興味やニーズに合わせたコンテンツを作ること
- タイトルや説明文にキーワードやハッシュタグを入れること
- 画質や音質に気をつけること
- リアクションやコメントに返信すること
LINE VOOM投稿は、LINE公式アカウントの魅力を伝える効果的なツールです。
販促機能
販促機能とは、LINE公式アカウントで店舗や商品の魅力を伝えるための機能です。販促機能には、以下のようなものがあります。
- クーポン:
LINE上で使用できるクーポンを作成し、メッセージとして配信することができます。クーポンは割引やプレゼントなどの特典を設定できます。ユーザーはクーポンをタップすると、QRコードやバーコードが表示され、店舗で提示することで特典を受けられます¹。
- ショップカード:
LINE上でポイントを貯められるデジタルのポイントカードを作成することができます。ショップカードは商品の購入やサービスの利用などの条件を設定できます。ユーザーはショップカードをタップすると、QRコードやバーコードが表示され、店舗で提示することでポイントを貯められます¹。
- リサーチ:
LINE上でアンケートやクイズなどを実施することができます。リサーチは質問や回答の種類や数を設定できます。ユーザーはリサーチに回答すると、結果や正解などが表示されます。リサーチはユーザーのニーズや嗜好を把握するのに役立ちます¹。
- LINE VOOM:
LINE上でショート動画や写真、テキストなどのコンテンツを投稿することができます。LINE VOOMはユーザーのタイムラインに表示され、いいねやコメントなどのリアクションを得られます。LINE VOOMはユーザーの関心を引くコンテンツを作成するのに役立ちます。
LINEコール
LINEコールとは、ユーザーからLINE公式アカウントに無料で通話やビデオ通話ができるサービスです。LINEコールを利用するには、以下の設定が必要です。
- LINE公式アカウントの応答モードをチャットにする
- トーク画面の設定からLINEコールを利用するに設定する
- 通話タイプを音声通話、音声通話とビデオ通話、転送のいずれかに選択する
- 必要に応じてプロフィール画面に通話ボタンを設置する
LINEコールを利用するメリット
LINEコールを利用するメリットは、以下のようなものがあります。
- ユーザーとのコミュニケーションをより密にできる
- ユーザーの声や表情を直接見聞きできる
- ユーザーに通話料がかからない
- ユーザーの通話データが残る
- ユーザーを店舗の電話などに無料で転送できる
レポート機能
レポート機能とは、LINE公式アカウントの各種機能の効果やユーザーの反応を数値やグラフで確認できる機能です。レポート機能を使うと、以下のようなメリットがあります。
- ユーザーの属性やニーズを把握できる
- 配信したメッセージやコンテンツの反響を測定できる
- 効果的な販促施策や改善策を考えられる
- 運用の成果や課題を可視化できる
レポート機能の種類
レポート機能には、以下のような種類があります。
ダッシュボード:
メッセージ通数や友だちの推移、チャットなど主要な統計情報の概要が分かるページです。
友だち:
友だち追加数やブロック数の遷移に加えて、追加経路や属性情報などが確認できます。
プロフィール:
プロフィールの表示された回数やレビューの内容などが確認できます。
メッセージ通数/配信:
配信した各メッセージに対するユーザーの反応やコンバージョンなどが確認できます。
ステップ配信:
ステップ配信の配信数やクリック数、ステップ完了ユーザー数などが確認できます。
あいさつメッセージ:
あいさつメッセージのインプレッション数やクリック数などが確認できます。
リッチメニュー:
リッチメニューのクリック数やクリック率などが確認できます。
チャット:
チャットの開始数や終了数、返信率などが確認できます。
LINE VOOM:
LINE VOOMの投稿数や閲覧数、リアクション数などが確認できます。
クーポン:
クーポンの発行数や利用数、利用率などが確認できます。
ショップカード:
ショップカードの発行数や利用数、ポイント数などが確認できます。
予約:
予約の申込数やキャンセル数、予約率などが確認できます。
オプション機能
LINEプロモーションスタンプ
LINE通知メッセージ
LINEチャットPlus
LINEコールPlus
LINEオーディエンスマッチ
LINE LIVE
etc…
API連携の活用で広がる機能
API連携とは、LINE公式アカウントと他のシステムやサービスとのデータのやり取りを可能にする機能です。API連携をすると、以下のようなことができます。
- LINE公式アカウントからメッセージやコンテンツを柔軟に配信できる
- LINE公式アカウントと対話型のボットアプリケーションを開発できる
- LINE公式アカウントとLINEログインやLINEミニアプリなどのサービスを連携できる
- LINE公式アカウントのユーザーデータを外部のデータベースやCRMに保存できる
API連携をするには、LINEが提供するMessaging APIやLINEログインなどのAPIを利用する必要があります。APIとは、アプリケーション同士がデータをやり取りするための仕組みや規約のことです。APIを利用するには、開発の知識やスキルが必要ですが、外部のツールやパートナー企業のサービスを利用することで、簡単にAPI連携を実現できる場合もあります。
LINE公式アカウントの料金プラン
料金プラン
プラン |
月額固定費 |
無料メッセージ通数 |
追加メッセージ料金 |
フリープラン |
0円 |
1,000通 |
不可 |
ライトプラン |
5,000円 |
15,000通 |
5円 |
スタンダードプラン |
10,000円 |
45,000通 |
~3円 |
プラン変更について
フリープランからのアップグレードは即時適用。
※ライトプランからスタンダードへのアップグレードは翌月月初に適用。
※各プランへのダウングレードは翌月月初に適用。
お支払いタイミング
月額料金は毎月月初前払い。
追加メッセージ料金は毎月月締め翌月10日頃後払い。
支払い方法
LINE Pay,請求書,クレジットカードの3種類から選択できます。
追加メッセージ数の上限目安
追加メッセージを送るためには、追加メッセージ数の上限目安の設定が必要です。
※上限数を超えてメッセージの配信はできません。超過するとメッセージ配信が停止されます。
※メッセージ配信方法(連続配信など)によっては、上限数を超えてメッセージが配信されることもあり、上限数はあくまで目安です。
※メッセージ通数は送付人数×メッセージ通数でカウント。1通当たり3吹き出しまで送付可能です。
課金対象となるメッセージ
ベーシックID / プレミアムID
LINE公式アカウントのIDには2つの種類があります。
ベーシックID
LINE公式アカウントが開設されると、英数字がランダムに 羅列された「ベーシックID」が提供されます。 IDを入力することによってLINE内でアカウントが検索できるようになります。
プレミアムID
別途所定の費用を支払うことで、希望の文字列でIDを取得することができます。
ベーシックIDとプレミアムIDの比較
|
ベーシックID |
プレミアムID |
料金 |
0円 |
100円(税別)/月額 または1,200円(税別)/年額
購入経路によって料金形態が異なります。
iOSアプリからご購入いただく場合、価格・取引条件が異なりますので購入前にご確認ください。 |
フォーマット |
@+3桁数字+5桁英字(ランダム) |
@+指定文字列(@を除き4文字以上18字以内。大文字使用不可。
半角英数字と、 「.」「_」「ー」の記号のみご利用いただけます) |
内容 |
LINE公式アカウント開設時に自動発行 |
プレミアムIDの費用お支払いにより取得可能 |
備考 |
ランダムな英数字の組み合わせとなります。 |
重複するIDを取得することはできません。
ご登録頂いた支払い方法もしくはプラットフォームが指定する場合はその支払い方法に準じます。
iOSアプリからご購入いただく場合のご注意
1つのAppleIDに付き、プレミアムIDは1IDしか購入できません。複数IDの購入を希望される場合はWeb版管理画面等で購入ください。
指定したプレミアムIDについては、利用期間中変更ができません。
|
LINE公式アカウントの種類
プレミアムアカウント
認証済みアカウントのうち、特に優良なアカウントは特別な審査を経てプレミアムアカウントに認定されると認証済みアカウントバッジ(緑色)が自動付与されます。
- LINEアプリ内でのアカウント(友だち)検索結果に表示される。
- 請求書決済が利用できる。
- LINEキャラクターの店舗用ポスターをダウンロード可能。
- 「友だち追加広告」が利用できる。
認証済みアカウント
所定の審査を通過することで認証済みアカウントバッジ(青色)が付与されます。
- LINEアプリ内でのアカウント(友だち)検索結果に表示される。
- 請求書決済が利用できる。
- 販促用ポスターデータが無料でダウンロード可能。
- POPなど、友だち集めに有効なツールが発注できる。
- 「友だち追加広告」が利用できる。
未認証アカウント
個人、法人問わず、審査不要で取得できるアカウントでアカウントバッジ(灰色)。
※有料プランへの変更やプレミアムIDの購入などアカウントランクによる差はありません。
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